検尿異常について
学校や幼稚園では、年1回の尿検査(学校検尿)が行われます。学校検尿で見つかる異常には、血尿、蛋白尿、白血球尿、糖尿などがあります。これらの異常から腎臓や膀胱の生まれつきの異常や、慢性腎炎などの腎臓病(IgA腎症など)が見つかる可能性があります。
腎臓の病気は痛みや発熱などの自覚症状に乏しく、検査でしか見つけられないことが多いのが特徴です。その一方で、放置すれば将来的に腎機能の悪化をまねく病気もあり、早期発見による適切なタイミングでの治療介入や経過観察がとても重要です。
しみずこどもクリニックでは検尿異常を指摘されたお子さまに対して、専門医(日本腎臓学会専門医・指導医)による診療を行っています。必要に応じて、尿検査や血液検査、超音波検査により、さらに詳しい検査や治療の必要性を判断することが可能です。
お子さまが学校検尿で異常を指摘された場合には、一度ご相談ください。受診される際には、朝起きてすぐの尿(早朝第一尿)をお持ちいただければ診療がスムーズです。詳しいお問い合わせに関してはクリニックへお電話いただきますよう、お願い申し上げます。